調布市議会議員 内藤 美貴子事務所、内藤みき子、公明党
調布市議会議員 内藤 美貴子事務所、内藤みき子、公明党

活動レポート

活動レポート

子どもを犯罪から守ろう
[2007-10-23]

地域に死角ないか今一度点検を わずかなスキ突かれ またしても子どもが犠牲になってしまった。
先週、兵庫県加古川市で起きた、小学2年生の女児が何者かに刺殺された事件は、近くの公園からの帰宅直後、自宅東側に自転車を止め、玄関に戻るまでのわずかな時間に襲われたらしい。
その直前、女児は姉妹と言葉を交わしていたという。
狙いすましたかのような残忍な犯行に、強い殺意を感じる。
全力を挙げた捜査が行われているようだが、一刻も早い犯人検挙を望む。
近年、幼い命が奪われる事件が後を絶たない。
中でも小学生が被害者となる殺人事件は増加傾向にある。
警察庁のまとめによれば、2004年は26件、2005年は27件で推移し、昨年(20006年)は34件も発生している。
2004年11月に奈良市、2005年11月に広島市安芸区、同12月に栃木県今市市(現日光市)で相次いで小1女児が殺害される事件が発生。
昨年(2006年)3月には、川崎市で小3男児が男にマンションの15階から投げ落とされ死亡する事件も起きている。
いずれも胸が痛み、怒りを覚える事件ばかりだ。
このほか小学生が重軽傷を負う暴行・傷害事件も増えている。
 地域では今、警察や学校などが連携しての子どもの安全を守る取り組みが進められている。
登下校の時間帯に合わせて住民らによる家の周りの清掃や犬の散歩のほか、PTAの校外パトロール、集団下校訓練、教職員による通学路の安全点検などが活発に行われている。
防犯ボランティア組織の結成も盛んで、その数は既に3万を超えている。
企業が子どもの防犯対策に参加するケースも増えており、これらは事件や事故の未然防止に大きく貢献している。
それだけに今回の事件は、関係者に大きな衝撃を与えている。
「今後どう子どもを守っていけばいいのか」との声さえ聞こえてくる。
事件が起きた地元でも防犯パトロールなどが熱心に行われていたという。
少ない街灯、子どもの姿を遮る植え込みなど、たまたま、さまざまな条件が重なって起きた事件かもしれない。
 だが、犯人はじっと息を潜め、執拗なまでに「その一瞬」を狙っていたのだろう。
許せないことだが、こうした凶行はどの地域でも起こり得る。
今一度、わが地域に死角はないか見直していきたい。
 警察に寄せられた不審者情報の分析などを見ると、被害に遭っている子どもたちの大半は、一人になった時を狙われている。
時間帯は「下校途中」や「帰宅途中」に当たる15〜17時台に集中しており、被害に遭う場所は「路上」がほとんど、次いで「公園内」「駐車場内」などが挙げられる。
これらを踏まえれば、できるだけ路上の一人歩きは避け、公園などで遊ぶ時は、大人などの目の多い場所で遊ばせることが被害防止のための基本といえる。
もちろん子どもたち自身の自らを守る力を育てていくことも重要になる。
地域の意識ある目 いかに犯罪を起こしにくい環境をつくりあげていくか。
やはり地域に子どもたちを見守るまなざしがどれだけあるかだろう。
ただ物事を漫然と見過ごしてしまう目ではなく、意識ある目がどれだけあるか。
大人たちは周囲の異変に敏感に反応していきたい。
犯行の手口はより巧妙かつ大胆になっている。
徒労に見えることがあるかもしれない。
地道で根気のいる作業であることは承知の上だ。
「地域の子どもたちは地域で守る」との強い意志を持って取り組みたい。




プライバシーポリシー お問い合わせ URLメール送信
個人情報について  お問合わせ  URL送信

■ お 役 立 ち リ ン ク ■

TOP